堀米悠斗の決断は正しかったのか? #albirex
今節は新潟戦がある。残留のため負けられない闘いになるが、私は一つ楽しみなことがある。それは昨シーズンまで札幌に所属していた堀米悠斗との再会だ。
札幌時代の堀米は左ウィングやサイドバック。レフティ。小柄ながらガッツ溢れるプレー。運動量や推進力、ユースでキャプテンも務めリーダーシップも持ち合わせる。
今シーズンは新潟へ移籍を決断。なぜチームが昇格したタイミングでの移籍なのか。そう思ったサポが大多数だろう。しかし、私はこのタイミングでしか移籍を決断しざるをえなかったと推測している。
プロ2年目の時。忘れている人もいると思うがj3福島へ期限付き移籍をしている。主力として活躍。翌年復帰しレギュラー争いに絡み始めた。
この時、違う環境に身を置くことでの成長、そして自分が札幌というクラブに甘えているのでは?と思ったのかも。
プロ4年目となる2015年のオフ。堀米は移籍先を探していた。海外も視野に。サポーターからは「まだ早いだろ」とか「結果も残せていないのに」とか。まずは育てて貰った札幌で活躍することを決意したのか残留。
2016年、チームのj1昇格&j2優勝に貢献。オフに名古屋と新潟からオファー。
そして新潟へ移籍を決めた。
裏切り者と捉えられても仕方ない出ていき方。しかし違う環境に身を置きたい堀米と、売れる時に売っておきたいフロントとの思いが合致した背景があると思う。結果、移籍金と育成費。来年の移籍だと札幌へ育成費は入らなかった。
自分のため、そして育てて貰ったクラブへの恩返しのため。苦渋の決断であったと思う。札幌で活躍することが一番の恩返しになるのでは?という声も当然あったが。
今シーズン、まだ結果を残せていない。最近は途中から出場している。
新潟サポ。今は無駄な補強だったなんて思ってるかもしれない。しかし、堀米はその声を覆せる選手だ。プレースタイル的にサポーターのハートをがっちり掴むと思う。私がかつてそうだったように。
最初に触れたように推進力、運動量。見てて応援したくなるガッツ溢れるプレー。ユースでキャプテン。有望株。生え抜き。そして将来キャプテンを背負う存在と自分は思っていた。
どうか大切にしてもらいたい。
札幌サポに堀米の決断は正しかったと思わせるような新潟での活躍を期待している。
あ、今節は活躍しないでくれ。頼む堀米。