あいつ今なにしてる? 第9回 上里一将
魔法の左足。
2004年プロデビュー。宮古島出身初jリーガー。日本最南端から日本最北端に。主戦場はトップ下、ボランチ。レフティ。
05年トップ下としてレギュラーをつかむ。が、左前十字靭帯断裂の大けがを負う。
07年から三浦監督が就任。出場機会が激減。
自分が札幌を見始めた2009年にキャプテン就任。ボランチとして大車輪の活躍。ダニルソンとのコンビは脅威。
スーパーゴール。
10年、宮澤とボランチを組むも機能せず。バックパスやDFラインに吸収される場面が多かった。左サイドバックやサイドハーフでのプレーも。
この時は無回転が流行ってた。
オフにfc東京にレンタル移籍。ハイライトだけ見て獲得しただろと思った。
12年、徳島へレンタル。札幌はj1昇格を決めていたので、「j1から逃げた」と声も。
13年、j2降格したチームに復帰。いまさら上里なんかいらんわとか思ったり。
しかし、この年のパフォーマンスはすごかった。配給役として多くの得点を演出し、上里のチームとなった。欠かせない存在に。7月にはj1クラブからオファーが届くも断った。札幌愛。チームは明らかになってないが大宮か新潟が濃厚。
あまりの活躍にシーズン途中にチャント復活。
プレー面だけでなく精神的支柱としても、チームを牽引していたが9月にけが。全治8カ月。
上里のためにとチームは一丸となるがプレーオフを逃す。穴は大きかった。
翌年、シーズン途中に怪我から復帰。待ってたぜ上里弾幕も。
16年、新加入の稲本にポジションを奪われる。膝の怪我の影響からかパフォーマンス低下。
17年もベンチ要員。が、主力の欠場時にはそつなく穴を埋めた。この年に戦力外。社長によると上里のためを思っての戦力外だそうだ。バックアッパーとして腐らせるのはもったいなかったのかもしれない。
現在はロアッソ熊本でプレー。主力として欠かせない存在に。
なぜ13年のようなプレーができなくなったのか。膝のけがの影響もあるが、上里以外にも長い距離を蹴れる福森や増川の存在も大きかった。また、去年出場した際は、プレーが必ずワンテンポ遅れており、チームの戦術合わなかった面も。
13年のプレーを見てる身として、熊本での活躍は嬉しい。